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ビジネスと社会貢献活動

 近年、ビジネスにとって、社会貢献活動に取り組むことは重要であり、欠くことのできない要素となりました。社会貢献活動とは、企業が自社の事業活動を通じて、社会に貢献することです。具体的には、環境保護活動、教育支援、貧困救済など、様々な活動があります。

 

 社会貢献活動は、企業の社会的責任を果たすだけでなく、企業のブランドイメージを向上させ、業績を向上させる効果があります。また、社員のモチベーションを向上させ、企業の競争力を高める効果もあります。

 

 しかし、社会貢献活動に力を入れるのはよいですが、そもそもの本業の稼ぎが少ないビジネスも存在します。このようなビジネスの場合、社会貢献活動に力を入れすぎると、本業の業績を悪化させてしまう可能性があります。

 

 社会貢献活動は無視できない要素であり、人類共通の目的になり得ますが、ビジネスの業績が良くないことの言い訳として、社会貢献を持ち出すのは間違っています。社会貢献活動は大切ですが、経営者がまず守るべきは社員やその家族であるということを忘れてはなりません。

 

 私はつねづね中小企業の最重要のステークホルダーは、従業員とその家族だと考えています。他にも重要なステークホルダーは存在しますが、経営者が命をかけて死守すべきは、従業員の雇用と生活の安定でしょう。