USPとは、「Unique Selling Proposition（独自のウリ）」の略称です。マーケティングにおいて、このUSPを積極的に打ち出すことは非常に重要です。しかし、良いUSPを考え出すには脳力と時間を使う必要があります。
しかしながら、USPは既に存在している可能性もありますが、ただ単に気付いていないだけかもしれません。
自社がどのように顧客を集めているかをよく考えてみてください。自社の強みからアイデアを生み出すと、USPにたどり着かない場合もありますが、販売方法を逆算して考えると、USPが見えてくるかもしれません。
USPの一例として、ドミノピザのケースが挙げられます。彼らは「30分以内に熱々のピザを配達できなければ代金はいただきません」という宣言をしています。もしドミノピザが味や価格を強みとしていたとしても、このUSPには辿り着かなかったでしょう。創業者はピザの配達において一般的だった冷たくて硬いピザの問題に気付き、顧客に対してこのような「約束」をしました。
USPは「強み」よりもむしろ「約束」に近いかもしれません。つまり、常に当たり前のように行われていることを、より徹底して顧客への約束として宣言すれば、それがUSPとなります。
自社のUSPを見つけてみましょう。そして、キャッチフレーズなどで宣言し、全社で徹底させましょう。これは顧客との約束ですので、必ず守ってください。そうすれば、繁栄への一歩を踏み出すことができるでしょう。
