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計画は助言を得て立てよ

 

 「計画は助言を得て立てよ 戦争は指揮力を整えて始めよ。」(旧約聖書 箴言20:18)

 

 事業計画を策定する際に、独力で行うのが良いか、それとも助言を得つつ行うのかよいか。冒頭の聖書の言葉に従えば、助言を得て計画を立てるのがよいということになります。

 

 実際、経営者は自社のことはよく知っていても、他社の多くの事例を知っている方は少ないように思います。また、社内のことはよく分かっているつもりでも、外から見た場合にどのように見えるか、つまり客観的に見ることのできる人は少ないと思われます。

 

 外部の支援者に協力を依頼すれば、これらの問題は解決します。他社でどの様な事業計画の立て方をしているかについて支援者は多くの事例を知っています。また、第3者として事業計画の策定に加わってもらうことで、計画を客観的に評価することが可能となります。

 

 もちろん、助言を得ることによって、より効果的で適切な計画を立てることが可能になります。事業計画は経営の設計図です。家を建てる際には設計図面を作成しますが、設計図がいい加減だと、建てた家もガタガタです。経営においても、あらかじめ、専門家である第三者に助言を得た上で作成した事業計画にもとづいて経営を行うのと、そうでないのとでは、結果に大きな違いが生じることでしょう。そもそも事業計画をどのように策定すればよいか分からない、といった場合も助言が有効です。経営者の思いや要望を織り込みながら、その会社にとって最善な事業計画づくりを支援してもらうことができます。