事業再構築補助金には、5つの類型がありますが、そのうちの複数の類型を組み合わせた事業再構築を行うことは可能です。公式サイトのQ&Aにもそのように記載があります。例えば1回の申請で、新分野展開と業態転換を同時に行うなどです。...
事業再構築補助金の公式ページには、採択事例のコーナーに事業計画書の例が記載されている。そこで目を引いたのが、用紙を横に(A4横)使用している事業計画書だ。本来、行政への提出書類は縦型であるべきだろう。しかしながら、公式ページで事業計画書の見本として掲載されているということは、今後この形態(A4横)の事業計画書が増えていく可能性がある。...
事業計画を立てるにあたり、SWOT分析を行うことがよくあります。SWOT分析とは、企業の状況を外部環境と内部環境に分け、外部環境はさらに機会(Opportunity)と脅威(Threat)に、内部環境は強み(Strength)と弱み(Weakness)に分けて要因分析し、戦略を導き出すものです。...
3C分析とは、経営戦略の立案にあたり基礎となる情報を分析するためのフレームワークです。3Cは、3つのCのつく英単語、Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の頭文字を表しています。筆者も企業に赴き、経営者にヒアリングをする際などによく使っています。このフレームワークは企業を取り巻く環境(内部、外部)を抜けもれなく概観するのに役立ちます。 Customerは、市場の変化や顧客の動向などを対象としています。例えば、BtoCであれば、ある分野の製品の市場ニーズが伸びているとか、BtoBであれば、大口顧客内での新製品開発動向などです。 Competitorは競合他社の動向などを分析します。例えば自社が開発しようとしている製品と同様の製品を販売している会社を分析します。 Companyは、自社についてです。強みや資産状況、保有技術などを分析します。自社にどのような変化が起きているかを見極めることが大切です。 このフレームワークだけでは戦略まで行きつかない場合もありますが、基礎情報を整理する方法としては非常に便利です。経営戦略に関わる方はこのツールに磨きをかけておく必要があります。 事業計画書には、このツールそのままの切り口で記載する場合もあれば、別の切り口で記載する場合もあります。小規模事業者持続化補助金の経営計画書は、この3Cの考え方がベースになっていると思われます。いずれにしても、便利なツールですので、事業計画策定の初期段階として3C分析を実施することをお勧めします。
事業計画の数値計画をたてるに際し、損益分岐点分析を行う場合があります。損益分岐点分析とは、利益がゼロ(トントン)となる売上高を計算する方法です。売上高がゼロの場合だけではなく、一定額の目標利益を得るためにどれだけの売上高が必要であるかを計算することもできます。...
事業計画を作成することにより、モチベーションを向上させることができます。もちろん事業計画を作成して、その中身を経営幹部だけが知っているだけでは、だめです。事業計画を分かりやすい形にまとめて、全社員に公開するのです。経営計画を携帯できる手帳型の冊子にまとめて配布する、という手法があります。...
もう10年ほど前になりますが、私が中小企業診断士になりたての頃に、(独)中小企業基盤整備機構...
経営力向上計画は、人材育成、コスト管理などの経営管理の向上や、生産性等を向上させるための設備投資などの計画を作成し、国に認定してもらうことで、税制措置や金融支援を受けることができるというものです。...
都道府県知事から新事業活動について経営革新計画の承認を受けると、さまざまな支援措置を受けることができる経営革新計画承認制度というものがあります。最近、ものづくり補助金の申請時に経営革新計画の承認を受けていると補助率がアップするために、承認を目指した企業もあると思います。...